びー旅ロード 2009 No.036
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「びんぼっ旅」と「貧乏旅行」

「びんぼっ旅」ってなに?「貧乏旅行」じゃないの?答えは…



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◆「びんぼっ旅」と「貧乏旅行」 2009年12月23日(水)    前へ
私は以前「世界遺産」や「秘境」という言葉があまり好きではないと述べたが、それ以上に好きではない、いや嫌いな言葉がある。それは「貧乏旅行」だ。あれ?このサイトの名前なんだっけ?

そう「貧乏旅行」と「びんぼっ旅」は言葉の響きは似ていても、私としては真逆の言葉だと勝手に思っている。ただこの「貧乏旅行」という言葉、している本人が自分で自分の旅をさしていう分には味があっていいと思うが、大金使ってしか旅ができない旅行者がバックパッカーをさして言う場合などにはかなり違和感を感じる。

その理由は海外の場合、「お金がないので貧乏旅行」という一方で、高級志向という影に隠れて「行動力と度胸がないのでお金を使わざるを得ない」という事情も見え隠れするからだ。現地の言葉も話さず、現地での宿の自力確保すらできない旅行者が、現地の方々の中に入り込んで、彼らと同じ方法と料金で移動する旅を、貧乏旅行と見下せるのかという素朴な疑問はどうしてもぬぐえない。

ヴェルサイユ宮殿 ルーブルやオルセー
に比べてテンション低かった   .

「お金を使わざるを得ない傾向」は個人で行くことが難しいエリア(アフリカや南米等)になればなるほど濃くなる。タイやカンボジア、インドネシアでは比較的簡単に貧乏旅行ができるが、エンジェルフォールやウユニ塩湖、モルディブで本当の意味で日本からの「貧乏旅行」はできない。しかしこのサイトで紹介の通り「びんぼっ旅」はできる。また国内旅行であまりにお金を使わないと、ただむなしいだけの貧乏旅行になりがちだが、海外の場合は意図せずそれが味のある貴重な経験に変貌したりもする。

高額ツアーに参加した後、個人で行って4分の1の値段で行けることがわかった場合、それが不愉快な情報になることは私もなんとなく理解はできる。自分が10万円かけて行ったところに3万円で行って楽しそうにしている旅人がいたら…と自分に置き換えて考えてみた場合から類推してなのだが。



    ギリシャ パルテノン神殿
10年以上昔、私がまだ普通に旅にお金をかけていた頃、飛行機の中で隣になった方が有名ガイドブックの名をあげて「あれは不愉快な本ですよね」といっていたことが今でも印象に残っている。彼は世界中の観光地を回っていたが、すべてはガイドブックの必要ない高額ツアーでの訪問でだった。

その頃は今ほど個人旅行者も多くなく、ガイドブックも浅い内容ですんでいた時代だった。今はネット上に鋭い現地情報があふれているので初心者用ガイドブックの発行部数が激減しているのもわかる気がする。現在は右も左も海外旅行達人ばかりで初心者を探す方が難しくなってしまった。

一昔前(ひょっとしたら今も?)ツアーを扱う達人関係者は自らのツアーに参加する何もできない旅行者を影では馬鹿にしながら扱っていた。顧客を馬鹿にしながら成り立つ業界というのもうらやましい限り。旅行業界(特に海外)独特の状況だ。


        ベネズエラ カナイマ湖上空 ツアーで行くととても高い

海外の事情に詳しいツアー催行者が現地では参加者より上という、初期の高額海外旅行ツアーの名残でなんとなくそういう空気になっていた。

しかし現在渡航者数がこれだけ増え、複数回や長期滞在の旅行者数も増えると、「競技人口が増えると全体のレベルも上がる」の通説どおり彼らの上客となる「何もできない初心者」は減る一方だ。英語のみならず現地語数ヶ国語を話し、さらに催行者よりも現地事情に詳しい旅行者が増え始めている。当然そういう旅行者は日本人料金ツアーに参加したりはしないので数が少ない状況では無視していれば済んだ。しかし仲間を増やすような感じで数が増えてくると、その結果彼らが馬鹿にしていた旅行者が相対的に減るということにもなってしまう。

ツアー関係者だけがプロという殿様商売モードで、彼らのいう何も知らず何もできない素人を旗の後に従える高額ツアーが廃れ始めて久しい。自分だけが達人で回りはみな素人というスタンスでいると自分たちが困ることにツアー関係者も遅まきながら気づきだしたのかもしれない。自分のことを好意的に思っていない相手にお金を払ったり、無償で協力する気にならないのはあたりまえで自然な感情だ。


はみ出し情報
  • エアアジアはカオサン支店で買うと1ヶ月前の予約でもネットで買うより高くなる様子。店舗維持費、人件費分か。春節前後のチケットは早くから高騰している模様。
  • 今年の4月頃新型インフルエンザを理由に海外旅行中止した方はきっと後悔しているのだろうなと想像。確かに世界的大流行はしているんだけれど、あの時点で渡航を取りやめる意味はあまりなかった結果となっている。
  • 学大の東急、来年の春に再開とか。何でこんなに閉店してたんだろう?

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◆「びんぼっ旅」と「貧乏旅行」      前のびー旅ロードへ   びー旅ロードトップへ   次のびー旅ロードへ
ちなみにそういう旗振り高額ツアーは今中国で大盛況の様子。春節や国慶節のアジアの観光地は中国人ツアー客であふれている。ほんの一部の旅行者を除いて彼らにまだ個人で自由に旅をするスタイルは発想としてない。

「びんぼっ旅君」は名前の語源は想像通りだが、決して貧乏旅行紹介サイトではない。個人で海外旅行をする方法を紹介する一般旅行情報サイトだ。サイト公開当初はエンジェルフォールやシパダン島などあまり一般的でない貧乏旅行不可能なエリアの紹介で「びんぼっ旅」がシャレで通ったが、バンコクやカンボジアを公開するようになると文字通りの貧乏旅行サイトと誤解されがちなので若干困惑気味。

「びんぼっ旅君」スタイルが貧乏旅行なのかどうか… それは貧乏旅行でセレンゲティ放浪できるか?リオのカーニバルに行けるか?モーリシャスに行けるのか?を考えればすぐに答えは出る。さらに「びんぼっ旅君」スタイルを受け入れられる人は15万円で行ける。貧乏旅行と見下す人は昔ながらの方法で60万円で行く…というふうになってしまう。

海外の場合、安く行ってもやり方次第で楽しさは変わらない.

「貧乏旅行」という言葉は嫌いだが、私はこの「びんぼっ旅君」というサイト名は気に入っている。一言ですぐ覚えてもらえるインパクトあるし、なんとなく聞いた感じがかわいいので。またこのサイト名をどう解釈するかで相手の判別しにくいウェブ上で、相手の大まかな輪郭を判別できるリトマス試験紙がわりにもなる隠れた機能も持っている。あっ。しまった。公開したので隠れた機能でなくなってしまった。

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5年ほど前まではガラガラだったアンコール遺跡内に今は中国人ツアー客があふれている。彼らは日本人バックパッカーよりずっとお金持ち

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